エンジンオイルの警告灯が点灯。3000kmごとに1リットルのオイル追加なんて日本車だとまずありえないが、輸入車なら「まぁしょうがないよね」と思える不思議。 pic.twitter.com/VR2e85Tf9i
— しろの@冬はオープンカーの季節 (@open_drivez4) January 16, 2020
オイル交換の時期がやってきました。
Z4を購入してから3回目のオイル交換です。
私は10,000kmごとにオイル交換をしているので…もう30,000kmも走っているんですねぇ。
Z4は本当に楽しくてかっこいいクルマなので買って良かったなぁとしみじみ思います。
さて、実はオイル交換まであと1500kmくらいあるのですが、エンジンオイル警告灯(追加してねのサイン)が点灯しちゃいました、
どうせオイルを追加するのなら、交換した方がいいのでちょっと早めに作業したいと思います。
BMW Z4のエンジンオイル交換方法
[card2 id=”402″]
[card2 id=”2104″]
一応過去2回のエンジンオイル交換記事を載せておきます。
この頃と比べると交換技術も上がったし、記事の書き方もこなれてきた(笑)ので今回は改めて詳しく書いてみようと思います。
ジャッキアップ
Z4(E85)の後期型はオイルの上抜きができません。
下抜きしかできないので必然的にジャッキアップすることになります。
さらに、Z4は(ノーマルでも)車高が低いのでそのままの状態ではフロアジャッキが入っていきません。
ですので、まずは高さを稼ぐためにスロープに前輪を乗せます。
フロアジャッキを入れるスペースが確保できました。
私の使っているジャッキは3トンに対応していてめちゃくちゃ頑丈な造りをしています。
デュアルポンプなので余裕でスイスイ持ち上がるので作業性がすごくいいです。
正直ちょっとオーバースペックかな?と思いますが、フロアジャッキの性能はこれくらい余裕があった方がいいと思います。
間違えてもホームセンターに売っている5,000円くらいの格安ジャッキは買わないようにしましょう。
パワーも安定性も無いのでZ4をジャッキアップするにはかなり不安だと思います。(そもそも上がるのか?)
ジャッキポイントはオイルパン手前のこの部分です。
正確に言うとジャッキアップポイントは左右にあるのですが、センターで上げるにはここしかないといった感じですね。
ですので、鉄板がベコベコになってますね。
フロアジャッキで車体を上げていって、リジットラックが入るスペースを確保出来たらストップ。
リジットラックをセットしたら、一気にジャッキを下げるのではなく、じわじわと下げます。
ジャッキアップポイントとリジットラックの受けがズレるのを防ぐためです。
リジットラックだけでは不安なのでコンクリートブロックを挟みます。
このあとさらにもう一個追加しています。
死にたくなければ絶対にやった方がいいです。(コンクリートブロックが無い場合はホイールで代用する方法も)
ドレンボルトからエンジンオイルを抜く
オイルパンの蓋をプラスドライバーで外します。
ドレンボルトが見えました。
サイズは17mm
17mmのソケットを装着したラチェットとポイパックを準備して車体下にもぐります。
反時計回りに緩めるとドレンボルトが緩みます。
完全に外すために手でくるくる回すと…オイルが出てきました。
ドレンボルトはオイルと一緒にポイパックの中へ(上手く外すのが難しい…)
エンジンオイルの注入口を開けておくとオイルが綺麗に抜けます。
オイルフィルターの交換
今回はこちらのオイルにしてみました。
私が知る限り5W-40の全合成油の最安オイルです。
別にサーキットを走るわけではないのでこういうのでいいんですよね。コスパ最強です。
Z4のエンジンオイル量は6.5リットルですが、オイルジョッキは4リットルが限界なのでとりあえず4リットル入れます。
最初は灯油ポンプできゅぽきゅぽやっていたのですが、埒が明かないのでオイル缶を持って直で入れたらめちゃくちゃ早かったです。
最初からこうすればよかった。
オイルフィルターを交換します。
フィルターレンチという専用の工具があるのでこれは用意したほうがいいです。
これが無いと外れません。強引に外すとフィルターカバーに傷が付きます。
反時計回りにグイっと回します。
外れました。
BOSCHのオイルフィルターです。
黒と緑の輪っかはパッキン(ゴム)です。フィルターカバーに取り付けます。
緑の輪っかは外すのが結構大変なのでマイナスドライバーやラジオペンチを駆使しましょう。
パッキンはオイルに浸してから取り付けます。
セット完了。
トルクは25.5N・m
トルクレンチがあると便利です。
私は小さいトルク用(5~25N・m)と大きいトルク用(20~110N・m)に2本持っています。
「カチッ」と手ごたえがあれば規定トルクに達しています。
これでオイルフィルターの交換は終了。
エンジンオイルの交換
さて、そろそろオイルが抜けているはずです。
…げ!オイルが漏れている!!!
オイルの量が少なくなってくると着地点がズレますからね…そこを計算していなかった。
失敗その1です。
失敗その2。
あ、これって4.5リットルだ。フリード用のやつだ。
どおりでタプンタプンだと思った。
Z4は6.5リットルなので全然足りません。(あとから移し替えました…)
ポイパックの中に飛び込んだドレンボルトを救出します。
オイルフィルターの中に入っていた新品のパッキンに付け替えて、25N・mで締め付けます。
オイルジョッキでオイルを注入。
1回目→4リットル
2回目→2.5リットル
しばらく暖気をしてオイル量に問題なければ終了です。
オイル交換のDIYを考えている方へ
ここまで書いといてなんですが、DIYのオイル交換はオススメしません。
記事を見返してみるとすごくたくさんの工具が必要だと分かりますよね?
たかだかオイル交換のためにこれらを揃えるのは割りにあいません。
確かにDIYのオイル交換は安くでできますが、完全に赤字になっちゃいます。
カー用品店とかで交換すれば10,000円以内で収まるのでそっちの方を絶対にオススメします。
ただし、オイル交換以外のDIYも考えているなら話は別です。
フロアジャッキもトルクレンチも大活躍するのであっという間に元を取るでしょう。
自分で整備や修理をするのは大変ですが、知識や技能が向上するし、愛車に愛着が湧くし、費用も浮くし、といいことだらけです。
ぜひチャレンジしてみてください。