ロードスターの990Sに試乗してきました。
これっていくら文章で書いても伝わらないんですけど、めちゃくちゃ運転が楽しかったです。
ですのでロードスターが気になっている方はぜひ試乗してみてください。
試乗車なのでスピード出したり、強めのブレーキとかはかけられないのですが、普通に街中を流すだけでも運転が楽しかったです。
そう、3速で交差点を曲がるだけでも楽しいのです。さすがロードスター。
これが300万円前後で買えるなんて超バーゲンプライスだと思います。
86/BRZもこれくらいの値段ですが、今の日本はスポーツカー好きにとってはすごく恵まれている環境だと思います。
ロードスター990Sはとにかく軽い
ロードスター990Sはその名の通り車重が990kgしかありません。
軽自動車ですら1トンを超える車種もある中で驚異的な軽さです。
車重は走行性能にダイレクトに影響しますので、加速、減速、コーナリングなど全ての動作にいい影響を及ぼします。
Z4の車重が約1,500kgくらいなのでロードスター990Sの1.5倍です。
重い分だけ安定感はありますが軽快感はロードスターの方が上です。
ロードスター990Sに乗ってみて軽トラとフィーリングが似ているなと感じました。
非力なエンジンで軽いボディを走らせる。けっこう共通点が多いと思います。
もちろん走行性能はロードスターが何倍も上です。
実はMTの軽トラは運転が楽しいので未経験の方はぜひ体験してみてください。
やっぱりマニュアルは楽しい
運転を楽しむならマニュアル一択です。絶対にこっちの方が楽しいです。
ロードスターを選ぶような方がMTの操作を煩わしいなんて思うわけがありませんよね?
今や絶滅危惧種のマニュアルでロードスターを操ると何とも言えない爽快感があります。
私は常々「Z4にもマニュアルの設定があればなぁ」と言っていますが、改めてマニュアルの良さを感じました。
いいなぁ~。
ロードスターの幌は手動だけど開けやすい
ロードスターの幌を始めて操作したのですがよくできてますね。コレ。
ロックを外して後ろにたたむだけ。わずか3秒です。
オープンもクローズも運転席に座ったままできます。これなら気軽にオープンにできるのでオープンカー好きにはすごくいい機能だと思います。
「気軽に開けられる」って意外と大事ですからね。例えばS660は屋根の開閉に手間がかかるので「気軽に」とはいきませんから。
ロードスター990Sの装備について
今回試乗したロードスター990Sは車重が990kgでブレーキが強化されていて走りに振ったグレードになります。
サーキットを走る方とかにはいいのかもしれませんが、個人的には「なし」かなと思いました。
軽量化のために装備が削られすぎていて普段使いにはちょっと物足りないと思います。
こういう加飾とかはいらないのでせめてオートエアコンがあれば良かったかも。
かといってRSだと過剰装備なのでSスペシャルパッケージが一番最適なグレードかなと思います。車重も数10kgしか変わらないし。
一つ気になったのがクラッチが踏みにくかったことです。
フットレストに干渉しちゃうんですよね。
慣れの問題化もしれませんが、ここだけがちょっともったいなかったです。