
点火系に不具合が出るとアイドリングが不安定になったり、ドコドコと大きな音が鳴りだします。
我が家のZ4も10万キロを間近にしてこの症状が出たのでスパークプラグとイグニッションコイルを交換します。

故障個所だけ交換でもいいのですが、この際なので全交換します。
ただしZ4の場合は6気筒エンジン…イグニッションコイル&スパークプラグのセットが6つ必要です。
これがなかなかのお値段がします。
代わりに超絶スムーズなシルキーシックスを堪能しているので仕方ないですね。

最初にタワーバーを外します。青〇部分で16mmのナットです。
次にエンジンカバーを外します。赤〇部分で5mmの六角レンチで外します。
タワーバーを外さなくてもいけるかなと思いましたが無理でした。大人しく最初に外すことをオススメします。

エンジンカバーを外しました。
直列6気筒なのでめちゃくちゃ大きいエンジンですね。
こんなに大きいエンジンを収めてもエンジンルームは余裕たっぷりなのでZ4のノーズがいかに長いかが分かります。

イグニッションコイルを外します。
上端のロック部分を

①のように起こします。

コネクターを外します。
後は真上(垂直方向)に引っ張るだけ。
固くて外れにくいときは上端の穴にドライバーなどを引っかけて引っ張ってみてください。

作業自体は簡単ですが6個もあるのでなかなか大変です。

新旧比較。
右側がDelphiのOEM製品ですが、何となくしっかりした造りになっています。純正と違って上端にシリコンが埋め込まれていたりします。

お次はスパークプラグです。

奥の方にあるのでエクステンションバーを使います。
プラグレンチならプラグをしっかり掴んでくれますしマグネットで保持するので落下の心配もありません。
そんなに高いものでもないので購入することをオススメします。

スパークプラグはまだ使えそうですが予防整備的な意味合いで交換します。

スパークプラグの取り付けにはトルクレンチを使います。
トルクは25Nm

無理にスパークプラグを取り付けようとするとエンジン側が損傷するので慎重に行います。
最初は手で回して、最後にトルクレンチで規定トルクで締め上げます。

イグニッションコイルはDelphi、スパークプラグはBOSCHです。
どちらも信頼性の高いメーカーなので安心感があります。
安さだけで言えばほかにもありますが、電装系なのでよく分からないメーカーは避けるのが無難だと思います。