自動車部品に多用されている樹脂部品。
経年劣化で白化しみすぼらしい姿になってしまいます。
コーティングで劣化の進行を遅らせることもできますが、強烈な太陽光には勝てません。
遅かれ早かれこのような姿になります。
気になって仕方ないので、塗装とウレタンクリアで根本的に解決をします。
艶出し復活剤は超一時的なもの
ちなみに、未塗装樹脂復活剤、保護剤、艶出し剤などがありますが、効果は一時的なものです。
塗った直後は確かに黒い艶が戻るんですが、10日も経てば元通りです。
車なんて太陽の直射日光を浴びたり、雨風を受けたりで決していい環境じゃないんですよね。
そんな過酷な環境で上から溶剤を塗ったくらいじゃすぐに効果は切れてしまいます。
なので、結局のところ塗装するのが一番です。
さらにウレタンクリアでコーティングすればもう完璧です。
なんせ物理的にガードするわけですからちょっとやそっとじゃ劣化しません。
今回はついでにグリルも塗ってしまおうという作戦です。
こちらもなかなかひどい状態です。
塗装に必要なものと準備
ウレタンクリア
超強力なウレタン塗料でがっちりと保護してくれます。
普通のクリアより高価ですが、艶がある上に塗りやすいとメリットだらけです。
艶ありブラック
塗料は黒ならなんでもいいです。
ホームセンターにも売っています。
高級感を出すならベンツの純正ブラックでもいいかもしれません。
マスキングテープ
マスキングテープに大活躍のマスキングテープ。
貼りやすくて剥がしやすいので作業効率が上がります。
サンドペーパー
塗装の下地作りに使います。
樹脂パーツの塗装方法
塗装が余計な場所にかからないようにマスキングをします。
今回のDIYで最も重要な作業です。
可能であれば部品を取り外して塗装するのが一番ですが、無理な場合はマスキングを行います。
カバーしていない部分がないか慎重に確認をします。
狭くて貼りにくい場所は精密ドライバーを使ってしっかりと貼り付けます。
マスキングは細かい部分→全体と作業するのがコツです。
塗料は思いのほか広範囲に飛び散るので広くマスキングをします。
ちょっとやりすぎかな?くらいがちょうどいいです。
ボディに塗料が付いたら最悪です。
樹脂部分をサンドペーパーでならします。
塗装面が凸凹だと仕上げ時の見た目が悪くなります。
とはいえ金属のボディ部分ではなく樹脂パーツなのでおおまかな感じで大丈夫です。
塗装のコツは
- 晴れた日にすること
- 重ね塗りをすること。
- 慌てないこと。
これでなんとなくうまくいきます。
10分間隔で5回塗り重ねるとこんな感じになりました。
ウレタンクリアは最初は薄く吹きかけるのがポイントです。
私の場合は
- 薄く
- 薄く
- 艶が出るまで一気に
- さらに艶が出るまで一気に
でやっています。
その結果がこちら。
艶々です!素晴らしい!
マスキングは慎重に剥がしましょう。
マスキングテープに着いた塗料がボディに付いてしまうかもしれないからです。
まとめ
まるでプロがやったみたいな素晴らしい仕上がりになりました。
艶々のピカピカです。
これって別に私の腕がすごいのではなく、すべてはウレタンクリアのおかげなのです。
塗る前がこちら。もう全然ちがいますね。
ついでにグリルも塗りました。
これが
こうなりました。
これで今後10年くらいは艶を保ってくれると思います。
ウレタンクリアおすすめです。