R2のエンジン警告灯が点灯しました。
欧州車のエンジン警告灯は日常茶飯事ですが日本車ではすごく珍しい気がする。
13年落ち、80,000kmなら仕方ないかもしれません。
エンジン警告灯が点灯したままだと車検に通らないのでどうにかしないといけません。行きつけの整備工場に持っていくと「多分O2センサー。交換なら35,000円。」とのこと。
高い。
13年落ちのスバルの軽に35,000円はちょっと躊躇する金額です。
というわけで自分で何とかしてみることにしました。

「原因はO2センサー」はあくまでも推測なので、まずはエンジン警告灯の原因を特定しなければなりません。
だからと言って高い診断機を買う必要はなく、スマホと簡易診断機があればOKなのです。
診断機は「ELM327」で検索すれば山ほど出てきますが、今回はWi-Fi対応のこいつにしました。Bluetooth接続より安定しそうというそれだけの理由。

診断用アプリも山ほどありますが、こちらは色々と厄介。
さくっと接続してくれればいいのですが、そう上手くはいきません。
しかも海外製アプリがほとんどなので操作が分かりづらい。無料だから文句は言えないんですけど。
設定にあれこれ悩むより、アプリをいくつかインストールして試す方法を採ってみました
すると「Car Scanner」というアプリがあっさりと繋がりました。ラッキー!

手順は以下のとおり。
まず、ELM327をR2のOBDコネクタに挿す。(OBDコネクタは運転席左側足元)

スマホのWi-Fi設定でELM327に接続。ほとんどの場合が「OBDⅡ」と表示されているはず。

アプリを立ち上げて「接続する」ボタンを押すとメーカー名とかの車両の情報を求められるのでR2の情報を入力する。
排気量に660ccが無かったので700ccを選択したけど大丈夫でした。

接続後に「エラー」のアイコンをタップするとあっさりエラーを読み出してくれました。
「oxygen sensor bank 1」だからエキマニ側のO2センサーでした。
2,000円以内でエラーの原因が特定できてしまいました。アプリの開発者に感謝。
もっと使いやすいアプリがあるかもしれませんが、原因が特定できたのでこれで終了。
ちなみにこれはAndroid端末なのでiPhoneユーザーは別途調べてみてください

R2のO2センサーはエンジンルームから交換できます。作業時間は20分。

O2センサー交換には専用のソケットが必要です。スリットがセンサーのコードを逃がす役割をします。

O2センサーの位置は画像のとおり。
ちょっと狭くてスペースが限られているけど、エンジンルームからでも余裕で交換できます。

カプラーは劣化で固くなり外しにくいかもしれません。

コツは左側のツメを押しながら外すこと。これで簡単に外れるはず。
反対側にはツメがないから押すのは片方だけでOKです。

コードの途中はアダプター的なもので車両側に固定されています。
赤丸の部分は再利用するので壊さないように注意しましょう。

コードとアダプターの固定は結束バンドで代用できます。今回はO2センサーに結束バンド的なものが付属していたのでそれを利用しました。

O2センサーを上から見た図。ご覧の通り結構スペースがあるから作業もしやすいです。

O2センサーソケットをセット。

ラチェットを装着してグイっと回す。
意外ときつくないので簡単に外せます。
緩んだ後はラチェットを外して手で回した方が外しやすいです。

あとは逆の手順で取り付けるだけ。
O2センサー、ソケット、故障診断機を合わせても1万円以内に収まったので大満足。作業自体もそんなに難しくありません。

警告灯は無事に消えました。