ヘッドライトの殻割りを開始します。
用意した工具は3種類。
- プラスチックカッター
- ホットカッター
- ミニルーター
とりあえず全部試して作業しやすいので進めていこうかと思います。
殻割り前にレンズ面をマスキングテープで養生します。
本来ならもちろん養生テープで養生すべきなんでしょうけど、私の場合はマスキングテープで代用しています。(剥がしやすいので…)
切断箇所はレンズとハウジングの境目部分です。
なるべく切断面が目立たないようにしたいのですが、まぁ無理でしょうね。
そもそもヘッドライトを装着すれば見えない場所なのであまり神経質にならずにざくざく切りたいと思います。
そしていきなりですが、プラスチックカッターは全然ダメでした。
プラスチックカッターは薄いプラ板とかを切るにはすごくいいのですが、厚い素材だとちょっと無理がありますね。
ということで、ミニルーターにバトンタッチ。
こんな感じのアタッチメントがあれば作業しやすいです。
しかし、ミニルーターもダメでした。
まず、ミニルーターの刃がポキポキ折れます。
そして、モーターが力負けしてすぐに止まってしまいました。
これはミニルーターが悪いというわけではなく、ヘッドライトのレンズを切るのは想定外なんですね。
ミニルーターは軽量のものなら加工できますが、ヘッドライトみたいな厚みのあるものはパワー不足なのです。
ということで、最終兵器のホットカッターの出番です。
ホットカッターは「切る」というより「溶かして切る」という感じ。
ホットカッターはじわじわと切れますのですごく時間が掛かります。
しかし確実に切断してくれるので非常に頼もしいです。
切り方のコツは、「じわ~っ」とゆっくり丁寧に切ること…
う~ん。文章じゃ分かりづらいですね(笑)
とにかく、じっくりコツコツと作業すれば大丈夫です。
切るときにちょっと失敗しちゃいました。
赤のルートが正しいのですが間違って青の方へ…
この場合、青のルートで切ったとしてもインナーとレンズを留めているネジ(画像真ん中あたり)が分離できないので、結局赤ルートも切らないといけません。
赤ルート、青ルートのどちらも切ってしまうと強度が弱くなってしまうし、余計なシーリングもしないといけないので何もいいことありません。
途中で気づいてよかったです(^-^;
レンズをぐるりと一周切ればレンズとハウジングを分離出来るのですが、もう一仕事残っています。
ヘッドライト下部の左右二か所のネジ。
ここでハウジングとレンズを留めています。
当然これを外さないといけないのですが
ネジを回すにはドライバーが必要ですよね?
ドライバーはどこからアクセスすればいいのかというと…ハウジングに白いカバーが2カ所あります。
カバーを外すと奥の方にネジが見えますね?
ここからドライバーを突っ込んでネジを回してね!という親切設計なのです。
しかしここで問題発生。
ドライバーが届きません…
あまりにも奥まった場所にネジがあるので。
計ってみると17cmもありました。かなり長いドライバーが必要です。
で、用意したのがこちらのロングドライバー。
私の大好きなVESSEL製です。
VESSELさんのドライバーは本当にすごいですよ。
もう4~5年使っていますが、文句なしの素晴らしいドライバーです。
その上びっくりするほど安いです。
高くていいモノというのはある意味当たり前ですが、安くていいモノってなかなか無いですからね。
さて、またまた問題発生です。
何だか問題ばかり発生していますがDIYなんてそんなものです。
ネジにアクセスするために開けていると思われる穴(青矢印)ですが、ここからだとドライバーが斜めになっちゃうんですね。
つまり、ネジ穴に対しても斜めなので「力が伝わりづらい→ネジがなめて回せない」ということに…
なんのための穴なんだよ…
仕方ないので新規で開けました(赤矢印)
ここからなら、ネジに対して直角なのですんなり回すことができました。
ちなみに反対側も斜めになってしまいます。
こちらはLEDの配線用の穴を利用すればキレイに回せます。
結局何のための穴だったんだろう??
それとも他に何かいい方法があったのかなぁ??謎です。
ハウジング側のこのネジはハウジングとインナーを留めています。
2カ所あるので外します。
無事レンズが外れました。
完全に切れていないとレンズが外れにくいですが、強引に外そうとすると割ったりする危険性があります。
切れていない部分をホットカッターやニッパーで完全に分離してから慎重に外しましょう。
さて、これで殻割終了です。
ここまでできれば後は好き放題ですね。
長くなったので次回に続きます。