フリードにフロントとリアのダブル録画対応の前後2カメラドライブレコーダを取り付けました。
あおり運転や巻き込まれ事故などが多い昨今なのでドライブレコーダーは必須ですが、地味に費用が掛かります。
DIYで取り付ければ工賃分が浮くのでこの記事を見て自分でできそうだと思った方はぜひチャレンジしてください。
取り付け時間は時間ほど、工具もほとんど使わないので初心者でも大丈夫です。
ドライブレコーダー取り付けに必要なもの
コムテック前後2カメラ対応ドライブレコーダー
コムテックの売れ筋モデルです。
フロント、リア撮影対応、高画質と標準的な機能は一通りそろっています。
別途オプションで駐車監視機能も追加できます。
配線ガイド
今回のメイン作業は配線通しなのでこれがないとどうにもなりません。
ホームセンターで売っている太めのワイヤーでも代用できます。
内張りはがし
配線を押し込むときに使います。
ドライバーなど細い工具で代用できますがあったら便利です。
電源をヒューズボックスから取り出すときに必要なもの
ドライブレコーダーの電源をシガーソケットから取る場合は以下の部品は必要ありません。
私の場合2つの理由からシガーソケットを使わずにヒューズボックスから電源を取っています。
- シガーソケットが使用できなくなる。(スマホの充電ができない。)
- 配線が丸見えで見た目が悪い。
パターン1 電源ソケットを使用する場合
標準の電源ソケットを利用するパターンです。
標準コード→電源ソケット→低背ヒューズ電源取り出しの流れで配線します。
電源ソケットを加工するのでギボシ端子とクワガタ端子が必要です。
電源ソケット
低背ヒューズ電源
ヒューズから電源を取り出すために使用します。
低背ヒューズの7.5Aです。
ギボシ端子、クワガタ端子
パターン2 直接電源コードを使用する場合
純正オプションの直接電源コードを使用します。
マイナス側はクワガタ端子でプラス側はワンタッチカプラーでACC電源に割り込ませる形になっています。
配線加工の必要がないのでパターン1より敷居が低いのがメリットです。
前後2カメラ対応ドライブレコーダーの取り付け方法
今回の作業は、カメラの取り付けと配線作業の2つ分けられます。
そのうち9割は配線作業になっていて、リアカメラの配線作業が一番時間が掛かります。
- リアカメラの配線
- リアカメラ取付
- リアカメラの配線
- フロントカメラ取付
- フロントカメラ配線
この流れで作業を進めます。
いきなりですが一番大変な作業から入ります。
ルーフとバックドアを繋いでいる蛇腹にリアカメラの配線を通します。
しかし、この蛇腹の中は配線でギチギチのためリアカメラの配線を通す余裕がほとんどありません。
リアカメラの配線はL字型になっているのでさらに配線を通しにくい原因になります。
バックドア側の蛇腹の根元を外します。
ルーフ側の蛇腹の根元を外します。
配線ガイドをバックドア側からルーフ側に通します。(右から左へ)
配線ガイドを通すだけでも一苦労です。
輪の部分が左に来るようにします。
配線ガイドの先(輪の部分)にリアカメラの配線を繋げます。
やむを得ずセロハンテープで代用していますがビニールテープがベストです。
あとは右から配線ガイドを引っ張ってリアカメラの配線を通すのみ。
ですが、なかなか蛇腹の中を通ってくれません。
あまり強引に引っ張ると既存の配線を傷つけてしまいます。
どうにか15分ほど格闘して通すことができました。
次は蛇腹からバックドアのホールキャップへリアカメラの配線を通します。
ホールキャップは手で簡単に外れます。
リアカメラの配線を通すので真ん中に穴を開けます。
配線ガイドを蛇腹側から通します。
通ったらリアカメラの配線を繋げて配線ガイドを引っ張ります。
ホールキャップにリアカメラの配線を通して元に戻します。
リアカメラ本体はリアガラスの中心にくるように取り付けました。
両面テープで貼り付けてリアカメラ配線を接続したら完成です。
配線がたるまないように調整します。
ルーフ側の蛇腹からウェザーストリップまで配線を通します。
ここは間に金属のパネルがあるのでスペースが狭くてやりづらいです。
ルーフのクリップを外した方が作業がしやすいです。
ウェザーストリップは手で簡単にはがれるの、はがしながら配線を通します。
車体左後方部まできました。
内張りはがしを使って隙間に配線グイグイ押し込みます。
スライドドアまできました。
ここもウェザーストリップをはがすと作業しやすいです。
助手席側Aピラーです。
Aピラーのカバーはクリップで留まっているだけなので手で簡単に外せます。
ドライブレコーダーを両面テープで貼り付けます。
運転手の視界の妨げにならないように注意します。取扱説明書をよく読んで位置決めをします。
これでリアカメラ関連の接続作業は終了です。
作業はフロントカメラの電源取り出しに移ります。
運転席側足下のパネルを外します。
手前に引っ張るとツメが外れます。
ACC(アクセサリー電源)は37番です。
もともと差し込んでいる7.5Aヒューズを抜いて、低背ヒューズ電源を差し込みます。
電源ソケットはあらかじめ加工しておきます。
プラス線はギボシ端子のオス、マイナス線はクワガタ端子。
マイナスのクワガタ端子はここのボルトに共締めします。
プラス線は低背ヒューズ電源と接続します。
運転席側のAピラーを外します。ツメで留まっているので手前に外すだけです。
ここの隙間からフロントカメラの配線を運転席側足下に通します。
シガープラグなので大きくて通しにくいですが、下から通すよりは100倍作業しやすいはずです。
青丸の部分にスペースがあるので配線を押し込みます。
フロントガラスと天井パネルの間を通してドライブレコーダーまで配線をはわせます。
配線をドライブレコーダーに差し込んで作業終了です。
念のためフロントカメラとリアカメラの動作確認などをします。