突然、エンジンが掛からなくなりました。
キーを回してもうんともすんとも言いません。
もっと正確に言うと「セルモーターが回らない」です。
実はこの症状は以前にも何回かありました。
その時は一度キーをOFFにしてからもう一度キーを回すと何事もなくエンジンがかかりました。
でも最近はこの症状がわりと頻繁に起きていたような気がします。
エンジンがかからない原因は?
- バッテリーが劣化している
- イグニッションスイッチが壊れている
- セルモーターが壊れている
主にこれらが要因です。
しかし、1と3は考えにくいです。
仮にセルモーターが壊れている(壊れかけていた)のなら故障の前兆があるはずですが、そのような症状は現れませんでした。
そしてバッテリーも劣化はしていません。
となると「2」の可能性が高いかなと判断しました。
「キーを回してもセルモーターが無反応」ということはセルモーターまで電気が通っていないのだと思います。
BMWのイグニッションスイッチの故障事例が多く上がっていたのも判断材料の一つでした。
C110故障診断機でスキャンしましたが原因は分からず。
イグニッションスイッチの交換方法
イグニッションスイッチは送料込みで4,000円です。
品番はいくつかありまして、E46などと共通部品です。
- 61326901961
- 61328352011
- 61328363706
交換はとても簡単です。
まずはステアリングコラムの下側のカバーを外します。
ネジを一本外して
あとはツメで留まっているだけなので手でグイグイと外します。
焦るとツメを割りますので慎重に。
余談ですが、ウインカーの下の位置にクルーズコントロールのスイッチをポン付けできるらしいですね。
スイッチ(20,000円くらい?)を付けるだけでクルコンが使えるらしいです。
個人的に前車追従のオートクルーズなら魅力的ですが、定速クルーズは使いどころが難しいと思います。
興味のある方は調べてみてください。
ちなみに私の車両だとコネクタらしきものは見当たりませんでした。(見落としたかも?)
ステアリングコラムの下側を外すとイグニッションスイッチが見えます。
赤くペイントされているのがイグニッションスイッチを固定しているイモネジの先端(2か所)です。
軽くこするとペイントが剥がれてネジの先端が見えます。
精密ドライバーのマイナスを使って回します。
ロックをスライドさせるとイグニッションスイッチが外れます。
このタイプのコネクターはBMWで多く使われていますね。
左が純正、右が社外品。
マークの有無だけであとは全く一緒の造りです。
交換後にセルを回すと無事にエンジンが掛かりました。
日本車だとイグニッションスイッチが壊れるってあまり聞かないので、「輸入車は電装系が弱い」という通説は間違ってないのかもしれません。
特にZ4(E85)と同じくらいの年代(2000年代)のBMWはイグニッションスイッチが壊れやすいので注意が必要です。
ちなみにディーラーで交換してもらうと、診断料なども含めて35,000円ほどです。