スタブライザーのブッシュを交換します。
ということで、まずはジャッキアップをしてタイヤを外します。
今年に入ってから何回ジャッキアップしてるんだろう…(^-^;
業としてではなく個人レベルなら全国トップレベルのジャッキアップ回数だと思いますw
そういえば今年は年明け早々ジャッキアップしてたなぁ。
あれはフラグだったんですねぇ。
樹脂製のアンダーパネルを外します。
ネジの数が多いのでけっこう大変です。
スタビライザーのブッシュはこの位置にあります。
こっちの方が分かりやすいですね。
2番がスタビライザーのブッシュで、実際には左右の二か所あります。
それにしてもスタビライザーってものすごくシンプルな造りですね。
車体の接合部はブッシュ部分のみ、スタビリンクはサスペンションと繋がっています。
この単純な装置でロールを制御しているんですね。
交換するブッシュです。
見た感じ劣化しているようには見えませんね。
スタビライザーのブッシュの交換は超簡単です。
13mmのナットを2本外すだけ。
ちなみに、整備歴が長くなると一目見て「これは13mmくらいだな。」と当てることができる、微妙な特殊能力が身に付きます。
一つだけ注意点。
スタビブッシュのボルトは飛び出しが長いので普通のソケットだと干渉しちゃいます。
ね?ボルトの頭が飛び出しているのでラチェットを差し込むことができません。
そんな時はこれ。
ディープソケット。
同じ13mmでもこれだけ違います。
余裕たっぷりのディープ度なのでボルトが長くても干渉することはありません。
ナットを外して、ブッシュを抑えている金属カバーを外します。
車体との接触面にグリスっぽいのが塗られていますね。
金属製のカバー。
ブッシュはこのように切り込みが入っているので取り外しは簡単です。
親切設計ですね。
横にずらす感じだとスムーズに外れました。
新旧比較。
左が新品です。ちょっと奮発して(といっても1000円しか違わないけど)MEYLE製にしてみました。
右側が12年8万キロ使用したスタブライザーのブッシュです。
正直、まだまだ使えそうな感じでした(^-^;
弾力も残ってるし、切れや変形もありませんでした。
あとは逆の手順で取り付けるだけですが、その前にシリコングリースをたっぷり塗り付けます。
助手席側交換完了!
運転席側も完了!
ジャッキアップの時間を含めても作業時間は1時間くらいです。
できれば何かのついでに交換するのがいいでしょう。
交換するにはちょっと早かったですが、予防整備と考えればOKですね。
スタブライザーのブッシュ自体そんなに高いものではないですし作業も簡単だし。
今回の作業でフロント周りの消耗品をすべて交換したのですが、見違えるように走りがよくなりました。
なんだろう…うまく言えないけど思い通りに走ってくれる感じです。
クルマは消耗品の塊ですし、パーツなんて劣化するのが当たり前ですから小まめに交換してあげると車本来の性能を引き出せるのは無いかと思います。
スタビライザーブッシュ:31351094556