Z4と長い付き合いになるだろうし今後もDIYを続けるつもりなので、ジャッキアップの工具を揃えてみました。
直近の予定でもロアコントロールアームブッシュ交換、オイル交換(下抜き)がありますし、近い将来ローターとパッドの交換も必要になります。
あまり考えたくないですが、その他諸々の整備が必要になるかもしれません。
パンダジャッキでせこせこやってても作業性が悪すぎますし何より危険ですね。
てことで、ガレージジャッキでガッと上げてリジットラックでビシっと固定する方法をとることにします。
ジャッキアップに必要な工具
ジャッキアップに必要な工具はこれだけです。
ガレージジャッキ
これだけって言っても結構なボリュームですね。
ますはガレージジャッキです。
アルカンというブランドのジャッキで、高そうな感じの見た目ですが実際高いです。
ホームセンターで売っている激安のカージャッキと比べたら3倍くらいのお値段です。
なぜこれを選んだのかというと
- 3トン対応なのでパワーに余裕がある(ダブルポンプ!)
- 最低位102mmのローダウン対応
- そのくせ最高位470mmなので高く上がる
- 作りがしっかりしている
どうでしょう!この圧倒的存在感!
まじでデカイです。
28Kgもあるので持ち運びも大変です。女性が一人で運ぶにはちょっと厳しいかも…。
ただ、作りがしっかりしているのでジャッキアップするときの安定感は安物ジャッキの比ではないですね。
重さが逆にメリットになるのです。
コンクリートの上ならキャスターで転がせるので移動は苦でないです。
ダブルポンプなのでものすごく力強いです。
1.4トンのZ4がグイグイ上がります。
持ち手が長いので操作しやすいですね。
車体を傷付けないようにカバーをしているのも地味に嬉しいです。
海外製ですが日本語の説明書です。
組み立て方法、操作方法、メンテナンス方法などこれを見れば全て分かります。
メンテナンス方法が載っているのはありがたいですね。
長く使うためにはメンテナンスは非常に大切です。
ただし、ローダウンジャッキといえどもZ4には入っていきません。
どんだけ車高が低いんだZ4!
でもこれは想定内。ここでカースロープを使います。
カースロープ
車高の低い車の下にガレージジャッキを入れるにはカースロープが必要です。
見たまんまです。
ここに車を乗り上げてかさ上げをします。
高さを稼げれば何でもよかったのですが、幅が広くて安定感がありそうなこちらの商品にしました。
amazonレビューで評判がいいのはハズレがありませんので、こだわりが無ければサクッとカートに入れちゃいます。
車両整備でおなじみのSTRAIGHT製ですし信頼度は高いです。
リジットラック
最後がリジットラックです。
通称「ウマ」ってやつですね。
これがあるのと無いのでは安定感(と安心感)がまるで違いますので絶対に揃えておいたほうがいいです。
値段も4~5,000円なので、たったこれだけで安全が買えると思えば安いものです。
この商品のいい所はもしもの時の二重ロック機構ですね。
ツメで固定してピンで補助しますので万が一の時でも安心です。
折りたたみ式じゃないので場所を取るかなぁ…と思いましたが、安定感を重視してこちらにしました。
Z4をジャッキアップしてみる
それではさっそくジャッキアップしてみましょー。
傾斜のないコンクリートの場所で作業しましょう。
まずはカースロープに乗り上げます。
前輪の後ろにセットして、バックします。(逆でも可)
運転席からだとどこまで乗り上げているか分からないので、外から誰かに教えてもらいましょう。
はい。乗り上げました。
たった65mmですが、結構上がりますね。
これで、ガレージジャッキが入るスペースを確保できましたね。
ジャッキポイントまでガレージジャッキを運びます。
このジャッキの受け皿は広すぎるのでZ4には合いません。

ジャッキポイント
アダプターがあれば良かったのですが…やむを得ず木片を噛ませます。
ジャッキアップ時に不安定になるのでオススメはしません。
Z4のジャッキポイントは左右の前輪の中間点にあります。
そこに先程の木片を合わせる感じで…。
レバーを上下にグイグイするとグングン上がっていきます。
さすが15,000円!全く重さを感じません。
あっという間にこんな高さに。
リジットラックが入る高さまで上げればいいのでこの辺りでOKですね。
左右のジャッキポイントにリジットラックをセットします。
ロックされているかしっかりと確認しましょう。
リジットラックをセットできたら、ガレージジャッキをゆっくりと降ろします。
リジットラックに車体が乗ればOKです。ガレージジャッキを車底部から抜きましょう。
さらに、タイヤの下とガレージジャッキの隣にコンクリートブロックを置きます。
念には念を入れます。
車体の下に潜って作業をするというのは、それくらい危険を伴うものです。
準備は大変ですが死ぬよりマシだと思いませんか?
以上がジャッキアップの手順になります。
私は他のDIYはわりと適当にしていますが、ジャッキアップに関しては石橋を叩いて叩いて叩きまくって渡っております。
だって…ねぇ…。
車の下で作業するのってマジで恐怖ですよ。
1.4トンに潰されたら人間なんてひとたまりもありません。
大好きな車で死にたくありませんから作業は慎重にしますし、道具もしっかりしたモノを揃えました。
DIYの魅力は安さですが、ケチる所はケチってお金を掛ける所は掛けた方がいいと思います。