フリードのオイルとオイルフィルターを交換します。
オイルフィルターを交換するので必然的に下抜きになり、ジャッキアップが必要です。
エンジンオイル交換のみの上抜き編についてはこちらの記事をご覧ください。
フリードのオイル交換のために準備するもの
エンジンオイル(0W-20)
フリードのオイル粘度は0W-20に指定されています。
今後のエンジンオイル交換を自分でするのなら20リットルペール缶で購入がオススメです。
一回限りの交換もしくはエンジンオイルをお店に持ち込んで交換するときは4リットル缶がいいです。
フリードのオイル量はエンジンオイルのみで3.1リットル、オイルフィルターと同時交換で3.3リットルなので4リットルでも余るくらいです。
オイルフィルター
10個セットで約4,000円です。
量販店で1個2,000円なのでまとめ買いの方が断然お得です。
ただし、個人利用だと使い切るのに10年くらい掛かりそうです。
ドレンパッキン(ワッシャー)
ドレンパッキンは再利用不可なので新品を利用します。
10個まとめ買いで数百円です。
廃油処理箱(ポイパック)
廃油処理箱です。
自治体にもよりますが、燃えるゴミで出せるので便利です。
フリードの場合は4.5リットルのポイパックで十分です。
オイルフィルターレンチ
オイルフィルターレンチが無いとオイルフィルターを外すのは困難です。
取り付けの際も使います。
トルクレンチ
オイルフィルターを規定値で取り付ける際に使います。
作業に慣れている方は感覚で締めますが、自信が無ければトルクレンチを使った方が無難です。
フリードのドレンボルト40N.mをカバーするトルクレンチを選びましょう。
フロアジャッキ
アルカンのジャッキは3トンまで対応しているのでフリードの場合は過剰性能だと思いますが、これくらい余裕があったほうが安全に作業できると思います。
2トンジャッキなら半額くらいで買えます。
ジャッキスタンド
ジャッキアップをした時に、万が一に備えて車体を支えます。
車体が落ちてきたら人間の体はひとたまりもありません。
ジャッキアップ時には必ずジャッキスタンドを使用しましょう。
オイルジョウゴ
エンジンオイルを注入するときに使います。
これがないとエンジンオイルをうまく注入することができず、エンジンルームがオイルまみれになってしまいます。
フリード(GB5)のエンジンオイル&オイルフィルター交換方法
フリードのジャッキポイントは車体中央部やや前付近です。
これはフロント側から見た図です。
ジャッキアップした後にジャッキスタンドとコンクリートブロックで「万が一」に備えます。
車体の下に潜るのはとても危険な作業です。
ジャッキスタンドなしでの作業は絶対に止めてください。
オイルパンにアクセスするためアンダーパネルを外します。
アンダーパネルは6本のネジ(赤丸)と2本のクリップ(青丸)で固定されています。
クリップはこのような形状です。
ネジもクリップもプラスドライバーで外れます。
「ENGINE OIL→」の先にドレンボルト(エンジンオイルの排出口)があります。
廃油処理箱を説明書に従って組み立てた後、ドレンボルトの下にセットします。
排出口に対して縦に設置した方がこぼれにくいです。
ドレンボルト(17mm)を外すとエンジンオイルが勢いよく出てきます。
これを見越して廃油処理箱を縦にセットしましょう。
ドレンボルトをうまく救出できればいいですが、廃油処理箱の中に入った場合でもあとで回収できます。
エンジンオイルが抜けきったら新しいドレンパッキンを付けてドレンボルトを元に戻します。
トルクレンチを使用します。
規定トルクは40N・m
オイルフィルターレンチを使用してオイルフィルターを外します。
周辺はオイルまみれになるのは仕方ありません。
最後に掃除をするので気にせずに作業を進めます。
オイルフィルターのパッキン(ゴム)にエンジンオイルを薄く塗ります。
密着性を高めるのとゴムの変形を防止する役割があります。
フィルターレンチを使ってオイルフィルターを取り付けます。
規定トルクは14N・m
エンジンオイル注入口からエンジンオイルを規定量(3.3リットル)注入します。
オイルジョウゴを使わないとかなり難易度が高いです。
エンジンオイルが規定量入っているか確認して終了です。