やっと発売されたMi Watch(日本版)をレビューします。Xiaomi製品の日本版はかなり遅れる傾向がありますね。でも待っただけあってかなりいい製品です。
結論から言いますと、Mi Watchは「安い割には性能がいい」とか「安いのに機能が充実している」とかそういうレベルではありません。普通に超オススメのスマートウォッチです。完成度高すぎ。
理由は以下のとおり。
Mi Watch(日本版)は画面が大きくて見やすい
Mi Watchは1.39インチの大画面かつAMOLEDの高解像度ディスプレイですごく見やすいです。
輝度が高くて表示がくっきりしているのでパッと見ただけでも時間などをすぐに確認することができます。
写真の撮り方が下手くそなのでちょっと薄く映っていますが、実際はもっとくっきりしています。
大画面の恩恵で、時計、日付、気温、天気、歩数、心拍数、バッテリー容量などが一画面に収まっています。便利かつ実用的。
睡眠、心拍数、ワークアウト、エネルギーなどの各種ログがスマートウォッチから確認できます。画面が大きいので詳細な部分まで確認可能。
ミュージックコントロールのボタンは大きくて余裕のある配置なので操作がしやすいです。Miスマートバンドだとちょっと窮屈な感じの操作感でしたが、Mi Watchは全く問題なし。
Mi Watch(日本版)はバッテリー持ちがいい
Mi Watchはスマートウォッチなのにバッテリー持ちがめちゃくちゃいいです。
実際に次の条件で一週間使ってみました。
- 最初の3日はいじりまくる。
- メール、ライン、着信の通知オン
- 心拍数常時計測
- 30分のワークアウト(ランニング)2回
ややハードな使い方でしたがバッテリー残量は50パーセントでした。つまり2週間は持つ計算。
公式では16日間のバッテリー持ちを謳っていますが普通に達成可能だと思います。
スマートウォッチの最大の弱点はバッテリーですが、他社の最新モデルでもけっこう改善されてきています。それでも1週間くらいが標準ですので2週間以上も充電不要なのは驚異的なレベルです。
Mi Watchのディスプレイは高輝度・高精細でいかにもバッテリー持ちが悪そうなのですが、同社のMiスマートバンド5と同レベルのバッテリー持ちなのはマジですごいです。
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GPSを利用するランニングなどではさすがにバッテリーの持ちは悪くなります。それでも50時間連続使用できてマラソンなら20回も走れるようですね。GPSの測位はバッテリーに厳しいのでさすがに20回は難しそうな気がしますがXiaomi公式が言っているのなら間違いないのでしょう。
Mi Watchは血中酸素レベルを計測できる
Mi Watchはコロナ禍で重要度が増している血中酸素レベルを計測することができます。ただしMi Watchは医療機器ではないのであくまでも参考数値程度です。
とは言っても計測数値はガバガバな適当なものではなく精度はかなり高かったです。
ダイキンの酸素濃度計(医療機器認証機器)との誤差はわずか1パーセントでした。
Mi Watchのウォッチフェイスは100種類以上
Mi Watchのウォッチフェイスは100種類以上なので自分好みのデザインが見つかるはずです。
ちなみに盤面を点灯するときは手首を傾けるかホームボタンを押す必要があります。手首傾きの検知がかなり優秀なので傾けたのに点かないということはほぼありません。
Mi Watchは操作しやすい
Mi Watchはタッチパネルと物理ボタンのハイブリッド操作です。
メインはタッチパネルですが、ホームに戻るときはホームボタン、ワークアウト関連はスポーツボタンに集約されています。
これが実によくできていて、深い階層のメニューに入ってもホームボタンを押せば戻ってこれるし、ワークアウト中は押しやすい物理ボタンを使えるのですごく重宝します。
さらにユーザーインターフェースもすごくいいので初見でも設定に困ることはないでしょう。
一つ難があるとすればアイコンのみのメニュー。
アイコンから機能を推測できるものもありますが、よく分からないのもあります。このあたりは何度か使って慣れるしかありません。
Mi Watchはラインや電話の通知をしてくれる
スマートウォッチでは当たり前の機能ですが、Mi Watchでは電話やメール、ラインの通知を盤面上で確認できます。
いちいちスマートフォンを確認しなくていいのですごく重宝する機能です。なのでスマートウォッチのメイン機能と言っても過言ではありません。
Mi Watchはアプリの通知も設定できるので必要なものはオンに設定しましょう。地味だけどすごく便利です。
Mi WatchはXiaomi Wear対応
Mi Watchの対応アプリはXiaomi Wearです。
個人的には前身のMi Fitの方が好みなのですが、Xiaomiは他のデバイスもXiaomi Wearに対応させる意向のようです。
SNS的なアバターは余計ですが癖が無くて使いやすいアプリです。Mi Watchとのペアリングも恐ろしくスムーズに設定してくれます。
Mi Watchは「買い」?
間違いなく「買い」です。これは自信を持ってオススメします。12,900円でこのデザイン・機能・操作性はもう反則です。他社なら30,000円代のレベルです。
どこかケチを付けようと粗探しをしたのですが欠点がほぼ無いんですよね…。あえて言うなら
- 本体が大きいので人によっては装着時に違和感があるかも
- Miスマートバンドでもほぼ同じ機能
くらいですね。
Mi Watchは睡眠ログが取れるので付けたままの睡眠になりますが、大きさ故に装着感が気になるかもしれません。そういう人はMiスマートバンドがオススメ。こちらは半額以下で機能はほぼ同じです。
操作性や視認性を重視する人はMi Watchが圧倒的にオススメです。盤面が大きいのにMiスマートバンドとのバッテリー差はほとんどありません。ビジネスシーンでも使えますし、スポーツのログも取れるので本当に優秀なスマートウォッチです。
万能で使いやすいスマートウォッチを探している方はぜひ検討してみてください。
※記事内の画像の一部をXiaomi Japanの公式サイトから引用しています。