フリードのオイルとオイルフィルターを交換します。
オイルフィルターを交換するので必然的に下抜きになります。
ということはジャッキアップが必要…ということで上抜きに比べると若干めんどくさいです。
上抜き編についてはこちらの記事をご覧ください。


ジャッキアップせずにオイルフィルターを交換できないものか…
試しにカースロープに載せてみましたが全然ダメでした。
もうちょっと高めのカースロープじゃないと厳しいですね。

ジャッキポイントはココです。

万が一、リジットラックが外れた時のためにコンクリートブロック等を置いておきます。
車の下に潜る作業って命がけですからね。
フロアジャッキだけで車体を保持する方もいますが、危ないので絶対にやめた方がいいです。

オイルパンにアクセスするため、フロント下のアンダーパネルを外します。

アンダーパネルは6本のネジ(赤丸)と2本のクリップ(青丸)で固定されています。
どちらもプラスドライバーで外れます。

クリップ(青丸)
これね。いくらドライバーで回してもなかなか外れないんですよね。
でも根気よく回してください。必ず外れますので。
私は強引に外そうとしてクリップを破損してしまいました…(右側)

ドレンボルトはこの位置です。
親切にもオイルパンの底に「ドレンボルトはここだよ。」の表記がしてあります。

廃油の処理はポイパック。
私の場合はZ4用でストックしている6.5リットルを使っていますが、フリードの場合は4.5リットルで十分です。
ちなみにエーモンのポイパックには、廃油漏れ防止のためインシュロックが付属されています。細かい心配りはさすがエーモンです。

ポイパックを設置した状態でドレンボルトを外します。
最初の方は勢いよくオイルが出てくるので、そのあたりを考慮してポイパックを設置しましょう。
オイルが地面にこぼれると後処理が面倒です。

オイルが抜けきったらドレンボルトを戻します。
ワッシャーは再利用不可なので新品を用意します。

ドレンボルトのトルクは40N・m
プロの整備士さんの中にはトルクレンチを使わない方もいますが、素人がそんなことするとトラブルの元なのでトルクレンチは必須です。

ドレンボルトを締めたら、次はオイルフィルターを交換します。
オイルフィルターを外すにはオイルフィルターレンチが必要です。

オイルフィルターを少し緩めるとエンジンオイルがドロッと流れてきます。

オイルフィルターが外れました。
オイルパンがオイルまみれですが後で掃除するので気にしない。

オイルフィルターはHAMP製。
10個セットで購入したので1個あたり500円以下です。
量販店で買うと1個2000円近くするので普通に買うのが馬鹿らしいレベルですね。
残り9個もあるので、今後オイルフィルターを買うことはないと思います。

オイルフィルターを取り付ける前にゴムパッキンにオイルを塗布します。
密着性を高めるのと、ゴムの変形を防止するためです。

オイルフィルターレンチを使ってオイルフィルターを取り付けます。
トルクは14N・m

キッチンペーパーとブレーキクリーナーで漏れたオイルを掃除します。
キッチンペーパーはDIYでめちゃくちゃ使えるので超オススメです。
特に今回のような作業には大活躍です。
私の場合、常に10ロールくらいは常備しています。
キッチンペーパー最高!

エンジンオイルを注入。
オイルフィルターを交換しているので3.3リットルです。(オイルフィルター無交換の場合は3.1リットル)
で、よく見ると盛大にオイルをぶちまけていますね…
こういう時は「じょうご」があると便利です。
ホームセンターで何百円かで売っていると思うので持っておいて損はないと思います。

最後にオイル量を確認して終了!
作業的には難しくないですが、上抜きに比べて3倍くらい大変でした。
やはりジャッキアップがなかなかの負担になります。