エンジンマウントを交換しました。
いや~。。。疲れましたw
やっぱりアレですね、クルマの下に潜り込む作業は大変ですね。
無理な体勢で作業しますからね。
2柱リフト欲しいなぁ。
しかしなんやかんやで無事終って良かったです。
エンジンマウントが劣化していると車内に振動が伝わって、ひどくなると会話ができないほどうるさくなりますからね。
Z4の症状はそこまではありませんでしたが、振動が微妙に伝わってきて嫌な感じでした。
交換後は振動が一切しなくなり車内は超快適。
走行中はシルキーシックスのスムーズなフィーリングが感じられるようになって大成功のDIYになりました。
作業自体はそこまで難しくありません。トラブル有り・写真撮影有りで3時間ほどですからね。
普通に作業すれば1時間半くらいで終わります。
キーポイントは「エンジンのジャッキアップ」です。
結構苦労しました。
BMW Z4のエンジンマウント交換方法
今回使った工具&パーツ。
エンジンマウントは二か所。
左右共通部品です。
エンジンマウントの上側のボルトを外すためにエクステンションバーを購入。
愛用のカージャッキ。
デカくて重いので持ち運びが大変ですが、その分しっかりとジャッキアップしてくれます。
ホームセンターの安物カージャッキとは安心感が違います。
まずはエンジンマウントの上側のナットを外します。
場所はエンジンの左右二か所。
運転席側
覗き込めばすぐに見つかります。(サイズは16mm)
スペースたっぷりなので手も届きます。
エクステンションバーを連結しまくります。長いです。
先端は首振り型のジョイントを付けましょう。
なぜなら直線だと届かず、先端に角度を付ける必要があるからです。
「ナットが固い」という情報がありましたが、CRCを吹きかけなくても力業でいけました。
でも確かに固かったです。
運転席側が取れました。
とりあえずこれでOKです。次は反対側へ。
助手席側です。
こっちは逆にスペースがほとんどありません。
エアインテークが邪魔をしているからです。外すのが面倒だったのでそのままチャレンジしてみましたが無理でした。
面倒だけど外します。
しかし思ったより超簡単に外れました。
金属製のバンドをマイナスドライバーで緩めて外すだけです。
うぅ…これなら最初から素直に外せばよかった(-_-;)
エアインテークを外せば広大なスペースを確保できます。
絶対に外したほうがいいです。
ということで助手席側も外しました。
こっちも固かったです。
これで上からの作業は終了。次はジャッキアップして下から作業します。
ジャッキアップの方法はこちらの記事をご覧ください。
カージャッキの性能がいいので作業がはかどります。
タイヤを外さなくても交換可能だと思いますが念のために外しました。(ロアコンブッシュ交換の時に苦い思い出があるので…)
タイヤとコンクリブロックを車体の下に設置します。
死にたくないので。
手前のプラスチックのカバーを外します。
ネジがやたらと多いですが頑張って外しましょう。
結構汚れてますね。
次はオイルパン付近の金属製カバーを外します。
こいつがなかなか厄介です。
最初に外す時はネジが嫌がらせかと思うほど固いので覚悟してください。
今回は2回目だったので固くはなかったのですが、ネジがやたらと長いのでラチェットを回すのも一苦労です。
オイル漏れとかがあるときは、このカバーに溜まっていることが多いようです。
せっかくアンダーカバーを外したので目視点検します。
この年代のBMWは水回りが弱いですが…エキスパンションタンクは大丈夫そうでした。
まぁ目視なので本当のところは分かりませんけどね(;_;)
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エンジンマウント助手席側
エンジンマウント運転席側
エンジンマウント下側のナットを外します。(16mm)
ここも角度を付けないといけないので首振り型のジョイントを使用します。
外れました。
これでエンジンマウントはフリーな状態です。
助手席側も同様に外します。
上側と違って下側は固くないのですんなりと外れます。
ナットは外れましたが、このままだとエンジンマウントは外せません。
外すためのスペースを空けるためにエンジンをジャッキアップします。
ジャッキとオイルパンの間に木片をかませて力を分散させます。
これをしないとオイルパンが変形したり傷ついたりする危険性があります。
エンジンマウントを確認して→ちょっと上げる。確認して→ちょっと上げる。
無理なジャッキアップで変なところを壊したら大変ですからね。
エンジンマウント上側のネジが見えてきましたね。
完全に外せるくらいスペースが空けばOKです。
ちなみにオイルパンをジャッキアップする方法だと助手席側の方だけが大きく上がって、運転席側は少ししか上がりません。
ですのでまずは助手席側のエンジンマウントを外します。
左が旧、右が新です。
劣化してちょっとだけ縮んでいます。
取り付けは逆の手順ですが、この部分をしっかりとはめ込むようにしましょう。
助手席側の交換が終わったら、一旦エンジンを降ろして上下のナットを付けます。
それからもう一度ジャッキアップすれば今度は運転席側だけ上がります。(助手席側は固定されているので)
運転席側はスペースが狭くてやたらと苦労しました。
10分くらい格闘してなんとか外れました。
ちなみにこちらのエンジンマウントは金属の円盤プレートが付いています。
たぶんエンジンからの熱を防ぐためのものだと思われます。
外すのに苦労しましたが、取り付けはもっと大変でした。
ここが今回の山場です。
とにかく取り付けスペースが狭くて何をどうやっても入らない。
物理的に考えれば外せたのだから付けることもできるはず。
いや待てよ。新品だからちょっとだけ厚くなっているのか。
だから入らないのか。
とにかく入らない。どうしよう。
受け側のサスペンションメンバー?を外そうかなと思いましたが、ナットが18mmで手持ちにない。
買出しに行くのも面倒だな。そもそもここを外すのが大変そうだ。
そこで考えたのがコレ。
オイルパンのジャッキアップである程度高さを稼ぎつつ、さらにエンジン運転席側をジャッキアップする方法。
エンジン運転席側の丈夫そうなところに木片をかませたパンダジャッキで上げています。
この方法でスペースを確保できたので運転席側のエンジンマウントを交換できました。
よかったよかった。
当然ですがこの方法は正規の方法ではありませんので自己責任でお願いします。
たぶんプロの方が見たら「これだから素人は…」と言われること間違いなしです。
そもそもオイルパン部分でジャッキアップする方法も本来は良くないですからね。
エンジンハンガーなどを使うのが当たり前の方法です。
このブログ全般に言えることですがあくまでも参考程度にとどめてもらえればと思います。
ということで無事に交換が終了しました。
交換後は振動が無くなってびっくりするくらい快適になりました。
効果は絶大だと思います。
場所的にロアコンブッシュと同時に交換すれば作業効率がアップすると思います。
どちらもまだ交換していない場合は同時交換も検討してみてください。
ちなみに同時交換を計画していたミッションマウントですが、この位置にありました。
ってことは…センターパイプを外さないとダメですね。
あーあ…面倒くさいほうのパターンでしたか…
「エンジンマウントと同時にミッションマウント交換もオススメします。」っていうのは「同時交換が効率的ですよ。」という意味じゃなかったんですね(;_;)
場所的にも関連性はなく完全に別作業です。
今から交換する元気もないのでまた違う機会に挑戦しましょう。
しかし、エンジンマウントの交換だけで症状は改善されたのでしばらくは倉庫で眠ることになりそうです。
これもミッションマウント交換のために準備していましたが出番はしばらくなさそうです。
交換時走行距離:75,000km