XiaomiのMi Watch liteをレビューします。
結論から言うと、低価格帯なのに多機能かつバッテリー持ちもいいのでオススメです。ただしアプリが微妙。
特徴は以下のとおり。
- 1.4インチTFTカラー液晶
- 5気圧防水
- ウォッチフェイス変更可能(120以上)
- 絵文字をサポート
- 心拍数/睡眠モニタリング
- 最大9日間のバッテリー持続時間
- GPS/GLONASS搭載
Mi Watch liteがすごいのは、この価格帯でGPSを搭載しているところです。スマホを持たずに、Mi Watch liteだけでランニングのルートログが取れるのは大きいですね。
バッテリー持ちもスマートウォッチにしてはかなりいいのもポイントです。
Mi Watch liteは7,500円の低価格帯のスマートウォッチです。しかし、安いからといって性能がスカスカではなく基本機能はしっかりと押さえています。コスパがいい商品を多く出しているXiaomiらしいスマートウォッチだと言えます。
Mi Watch liteは1.4インチTFTカラー液晶
1.4インチの大画面なので情報がたくさん表示されます。さらに、画面操作がしやすいというメリットもあります。
電話着信やLINE、メールなどは通知されますし、LINEはメッセージの内容まで表示可能です。ちなみに最大文字数は192文字でした。スマートウォッチ上で確認するには十分な文字数です。
文字盤(ウォッチフェイス)は120以上の種類から選べます。Mi Watch lite本体、もしくはスマホアプリのどちらからでも簡単に変更できます。
YoutubeMusicなどの音楽アプリの再生、曲送り、音量調整がMi Watch liteからコントロールできます。この機能は、満員電車の中やウォーキング、ランニング中などのスマホを取り出しにくい状況で大活躍します。
Mi Watch liteのバッテリー持ちは5~6日
公式サイトでは「一般的な使用方法で最大9日間のバッテリー持ち」の記載があります。
私が実際に使ったところ、5~6日程度のバッテリー持ちでした。ただし、睡眠ログと心拍数1分ごとの取得、1日10分のワークアウトが含まれているのでややハードな使い方です。
それでも、スマートウォッチにしてはバッテリー持ちはいい方なので合格点です。
Mi Watch liteは11種類のワークアウト及びGPS搭載
Mi Watch liteは11種類のワークアウトに対応しています。
そして、GPS/GLONASS搭載なのでMi Watch lite単独でルートのログが取れます。ランニング中にスマホを持ち歩きたくない人には最高の機能です。Mi Watch lite単独で記録したデータも、ワークアウト後にスマホに接続すればすぐに同期してくれます。
この価格帯のスマートウォッチでGPS搭載は珍しいのでこれだけでも価値はあると思います。
Mi Watch liteはXiaomi Wearとしか同期できない
これが、Mi Watch lite最大の謎であり最大のデメリットです。
Mi Watch liteは、Xiaomiユーザーにはお馴染みの「Mi Fit」と同期ができません。その代わり、「Xiaomi Wear」という謎のアプリが用意されています。
このアプリ何が謎なのかというと、Mi Fitのデータが引き継げないのです。同じXiaomiなのに。
さらに、Mi Fitでは対応していたGoogle Fitとの連携も出来ません。そして、Xiaomiの体組成計であるMi Smart Scale 2との同期もできません。
かといってMi Fitよりも使いやすいかというとそうでもない。
特にMiスマートバンドから乗り換えようと考えている方は注意してください。今まで蓄積してきたデータは一切引き継がれません。
なぜ素直にMi Fitを使わずに別のアプリを開発したのか本当に不思議でなりません。同じXiaomiなのに。
Mi Watch liteを購入すべき?
1万円以下の低価格帯でスマートウォッチを探している人は間違いなく「買い」です。多機能でバッテリー持ちがよく、完成度の高いスマートウォッチだと思います。
Mi FitユーザーにとってXiaomi Wearは戸惑いますが、初見でXiaomi製を使う人なら全く気にならないと思います。
Miスマートバンドからの乗り換えを考えている方はアプリにちょっと戸惑うかもしれません。Mi Fitに今までせっせと記録してきたデータが全て無駄になってしまいますが、それでもよければという感じ。Mi Watch自体の出来はいいですから。
Xiaomi Wearのアップデートでアプリ問題が解決することを願うばかり。